三河映画は
愛知県三河を中心に
いろんな地域の方の協力あって
成り立っています
私自身も実のところ
撮影が始まった頃には
そのことをよく分からないでいました
撮影が進みロケ地を巡るごとに
そのことをひしひしと感じていったのです
撮影に明け暮れた一年半
たくさんの方々が
手弁当で映画制作に打ち込む
私たちを支えてくださったおかげで
幸せな映画づくりができました
今回はその一端ではありますが
合宿撮影を行なった
津具でのお話をしようと思います
“Ben-Joe”のクライマックスシーンは
丸々3日間朝から夜まで使って撮影されています
このシーンで重要な役割を占めていたのは
大量の消えもの(※)の存在でした
これらの消えものは
地元津具の方々が
早朝から集まってスタッフと一緒になり
用意してくださったものなのです
だがしかし…
1日目の撮影が終わり
私と監督は話し合った末
同じシーンを違うアプローチで
もう一度撮り直したいと提案したのです
撮影時間が延びるだけでなく
大量の消えものの準備のことを思うと
簡単には受け入れられない提案だったと思います
しかし
撮影現場のスタッフはもちろんのこと
地元津具の方たちも口を揃えて
「やりましょう!」と対応してくださいました
この人たちは神様なのか?
そう思うほど
たくさんの方たちの理解と努力で
私たちは最後まで闘い抜くことができました
津具の方々への感謝は
この1シーンの撮影のことだけではありません
撮影中ずっと
食事の準備や差し入れをしてくださり
(津具のトマトが本当に美味しい!)
ロケ地の協力に
衣装や小道具の貸し出し
夏は合宿所の提供
秋から冬には長期間の宿泊…
こんなスペースでは語り尽くせないほど
たくさんの方の思いが詰まっている作品でもあります
本当に本当にありがとうございました!
「Ben-Joe」ヒロイン早紀役
石川野乃花
写真は 地元の方に協力して調理して頂いた消え物の料理
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