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夢の舞台を見に行く 髙橋ゆな

「タリン・ブラックナイト映画祭のコンペティション部門のオフィシャル・セレクションになりました!」

岩松あきら監督からこのニュースを聞いたとき、すぐにはピンと来なかったけれど、段々とその凄さと喜びを実感していったメンバーの一人でした。


私は映画『Ben-Joe』の制作過程を、撮影の準備段階から見てきました。


岩松あきら監督率いる三河映画が、完全自主制作体制の中、死力を尽くして完成させた映画が、日本を飛び越えて世界15大映画祭で上映されること。

それは「人は夢を叶えられる」ということを証明したことに他なりません。


このことを人に語るとき、私は心の底からパワーが湧きました。

この快挙は、無我夢中で『Ben-Joe』の撮影現場を駆け抜けた過去の自分を励まし、また女優として東京で夢を追う日々を送る、今の自分自身を励ましてくれたのです。


だから私は、三河映画のみんなと夢の舞台を見に行くことに決めました。


「Ben-Joe」助監督 高橋ゆな


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