映画「Ben-Joe」は
大人数が関わってきた
撮影までの準備期間も撮影中も
完全自主制作体制を貫いてつくってきた
そのため膨大な時間が費やされている
その時間の中で
もっとも時間を費やすことになるのが
同じ熱い思いをもった人たちとの
出会いに費やす時間だ
多くの人たちと会い
そして何度も話をする
この繰り返しの先に
協力・共同作業が待っている
ポスプロ(撮影後の作業)では
制作に関わる人間の数が一気に減るが
完全自主制作の姿勢を貫いて
編集作業を行い
音楽制作も行った
そしていよいよカラコレ(※)
カラコレは映画のルックにを整える
とても重要な作業だ
その大役を誰にやってもらおうか
思い悩んでいたとき
そこに現れたのが
ヤマグチヒロキ監督だ
彼はデビュー作「グシャノビンヅメ」をはじめ
「ヲノガワ」「メサイヤ」シリーズなど
美術やビジュアルに対するこだわりは天下一品
しかも彼は
インディーズムービー・フェスティバルの申し子
完全自主制作体制の魂が身体に染み込んでいる
「Ben-Joe」のビジュアルを整えてもらうのに
これ以上の人物はいない
三河映画とヤマグチヒロキ監督のタッグ
制作当初には思いもよらなかった幸運に
「Ben-Joe」は恵まれた
監督
岩松あきら
※ カラコレ/カラーコレクションの略で、映像の色彩を補正する作業のこと
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