つい先日
美術担当のファンファンさん(愛称)から
三河映画第三弾「すみれカフェ」の
舞台となる喫茶店の看板の画像が送られてくる
「Ben-Joe」の美術も担当した彼は
非常に器用で賢い男
映画の美術というのは
脚本を読み解き
キャラクターを理解し
小道具・大道具に反映していかなければならない
その点においても彼は
脚本執筆の勉強もしていたこともあり
信頼度は高い
彼は計画的に作業を進めていくことができ
クオリティの高さと安定感があり
実に信用できる仕事をしてくれる
その秘訣について彼に
一度尋ねたことがある
その答えは意外にも
“100%の力でやらないこと”
何だか手を抜いているように聞こえるが
そうではない
何事もブレずに最後までやり遂げることは
非常に困難なことだ
私たちの映画制作はどうしても時間がかかる
そうなるとどうしても精神的にも波が生まれる
常に全力では最後までたどり着けない
もちろん私のように
いつも余力のない人間もいるが
彼らしい哲学だなと感心
「Ben-Joe」での彼の仕事を
しっかり観てもらえたらと思うと同時に
「すみれカフェ」での彼の仕事にも
期待していただきたい
監督 岩松あきら
Коментарі